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小学校受験で私立のお嬢様学校に通う

IELTS and Teacher - Japan

小学校卒業までは関西で育ちました。私立の小学校では、週2回の英語の授業の際にゲーム感覚で英語を使って遊ぶ程度で、特別な英語教育を受けた記憶はありません。ただ、そのような授業も小学校の卒業が近づく頃にスペルを扱うようになり、英会話スクールに通うクラスメートたちが先を進む中、自分だけ劣っている感覚がありました。

中学校から東京に引っ越し、そのまま東京にある姉妹校の中高に進学した後は英語演劇部に所属しました。英語を使ってお芝居する中で、ネイティブみたいな発音をしたいという気持ちが生まれ、英語で映画をたくさん見たりしていました。演劇部では中学生でも難しい英単語をセリフとして発しなければいけない機会が多かったので、その経験が自分の英語力の土台になったと思います。留学経験はありませんでしたが、高校3年生で英検準1級に合格するレベルの英語力が身についていました。

競争的な環境で勉学に励み、早稲田大学国際教養学部に進学

中高まで過ごしたのはいわゆるお嬢様学校で、海外に進学する子もいましたが、そのまま付属の女子大に進む選択をする子がほとんどで、正直に言うと入試対策は「ご自身で」というスタイル。私は一般入試で早稲田大学国際教養学部に進学することにしました。自分の好き英語を使って、政治から文学まで幅広いことを学べる点、そして、交換留学が必須だった点が魅力的でした。

学部で帰国子女に囲まれて生活する中で、演劇に関心があった私はイギリスに留学したいと思いました。しかし、TOEFL90程度しか取得できず、行きたかったプログラムには少し点数が足りませんでした。そこで、当時興味を持っていたイスラム圏であるトルコに留学することになりました。異文化理解への関心が深まったのも、イスラム教徒の生活に触れたこの一年があったからこそです。卒業後は、芸能プロダクションに就職しましたが、教育に対する熱が生まれ、再度通信制大学に入って教員免許を取ることにしました。

IELTS and Teacher 2- Japan

英語教員を志し、IELTSと出会う

大学に通いながらリンガハッカーズを開発するタクトピアでインターンとして働く中、周りの大学生が当たり前のようにIELTSを受験していて、自分も挑戦してみたくなりました。2019年4月に初めて受験した結果はL6.5 R9.0 W6.0 S6.5と受験英語のおかげもあり、Rは満点でしたが、他の技能は撃沈。特にライティングに苦戦。TOEFLでは語数を書けばある程度のスコアが取れましたが、IELTSはどれだけ上手く書けたと思っても6.5が続きました。そして、嶋津先生の『IELTSライティング完全対策』を活用し、IELTSの奥深さを知り、甘くない試験だなと気づきました。

その後、2020年に鳥取県の青翔開智中学校・高等学校に就職しました。この学校は中国地方初のIELTS推進校にもなっていて、同僚たちのIELTS熱に刺激をもらいながら、帰省のタイミングでIDP東京テストセンターにてコンピューター版IELTSを受験しました。スピーキングテストの時間を選べたり、タイピングでライティングができたり、冒頭のリスニングもヘッドホンで受験できたりと、自分に合ったスタイルでした。

そして、2024年にようやくライティング7.0を達成しました。特にこのときは、Chat GPTなどのAIを活用しながらライティング対策をしたことも大きな要因でした。Overallは7.0から始まり、7.5、8.0と段階的に着実にスコアが伸びたので、IELTSは自分の英語力の成長を実感できる英語試験だと思いました。

IELTSandteacher

*青翔開智中学校・高等学校提供

IELTSを活用して英国3つの大学院に合格!

IELTS8.0のおかげもあり、UCL (University College London)、ダラム大学(Durham University)、エディンバラ大学(The University of Edinburgh)に無条件合格(※)することができました。さらに英国政府の国際奨学金プログラムであるチーヴニング奨学金にも合格し、学費と生活費をカバーして頂けることになりました。チーヴニング奨学金の選考ではリーダーシップなどについてエッセーを4つ提出しました。東京から鳥取に引っ越し、英語科教員・司書教諭として職場でやってきた経験をエッセーで語れたからこそ頂けた合格だと信じています。

※無条件合格:出願時に入学が保証され、追加の条件をクリアする必要がない状態。

異文化に出会ったときに排他的にならずにどう向き合うかという異文化理解教育に興味があり、また、第一言語の活用のためにも、英語教育と国語教育の連携が重要ではないかと考えています。なので、大学院では世界教育大学ランキング1位でもあるUCLに進学し、異文化コミュニケーションを学びたいと思っています。

新しい言語教育の形を探り、日本の教育に影響を与えたい

大学院進学を控えた今、東京に戻り、ケンブリッジ英語教授法資格CELTAのトレーニングを受講しています。世界の英語教育界では必須とされているCELTAにも、IELTSで培った英語力がいきており、英語学習者としても英語教員としても一気にレベルアップしています。あらためて、世界基準を知ること、そして、それを日本の教育現場に繋げることの重要性を感じています。大学院進学先のロンドンではマルチカルチュラルな環境に身を置き、帰国後は1年間で得た学びを日本の英語教育・国語教育に還元し、新しい言語教育の方法を模索していきたいと願っています。